運転中の大地震発生時に取るべき措置

東日本大震災に寄せて

 

3.11の東日本大震災から10年、亡くなられた方々への哀悼の意、家族と離れ離れになり、未だに行方のわからない方々、震災孤児への想い、被災地の道路や住宅など生活インフラの復旧に携わってこられた方々への労い、そして平和な未来への願い・・・多くの想いを込めて今日の黙祷に祈りを捧げました。

日本は常に災害リスクと隣合わせであることも忘れてはなりません。

この10年を振り返っても、16年の熊本地震、18年の大阪府北部や、北海道胆振東部での地震など、震度6弱以上は25回を超えています。いつ、どこで、大地震が発生してもおかしくありません。 また被災地を脅かすのは地震だけではありません。17年の九州北部豪雨や18年の西日本豪雨、20年の人吉球磨豪雨などと、近年災害が頻発しています。

地震や津波、水害は自然現象であるため、最新の科学技術で対抗しようとしても、その発生自体を食い止めることは不可能です。しかし自然災害の脅威を目の当たりにし、体験したことを教訓に、日頃からの備えを万全に整えておけば、被害を少しでも減らすことは可能なはずです。

弊社城南貨物では、輸送業務中にもしも大地震が発生した際の対処法を社内でも情報の共有化に図ってまいります。

 

運転中に緊急地震速報の発表を知った時は

 

非常点滅表示灯をつけるなどして周囲の車に注意を促した後、緩やかに速度を落とします。

 

運転中に大地震が発生した時には

 

急ハンドル、急ブレーキを避けるなど、できるだけ安全な場所により道路の左側に停止させます。

停止後は、カーラジオ等により地震情報や交通情報を聞き、その情報や周囲の状況に応じて行動します。

やむ得ず車輛を道路上に置いて非難するときは、エンジンを止め、エンジンキーは付けたままとするか、運転席などの社内のわかりやすい場所に置いておくとし、窓を閉め、ドアロックはしません。

 

以上のように、いざとなった場合の対処法を日頃から意識していることで、危険から身を守り、二次災害を防ぐことにもつながります。